ラグビーワールドカップ(RWC)

早いもので感動のラグビーワールドカップで我がNZ代表のオールブラックスが悲願の優勝で幕を閉じて(10月23日)から1ヶ月以上経ちます。
優勝パレード
オープニングセレモニーの壮大で盛大、まさに世界の一流レベルに感動し、
<この国を最初に訪れた時にこんな事が出来る国ではありませんでした。NZに対して失礼は承知で本当にそう思いました。但し電車の運行はボロボロでオープニングゲームに遅れた人が●千人だったのもNZらしさですね>
今回のワールドカップ初観戦となった日本VSフランス戦(惜しかった!)を見た次の日に日本でのKERIKERI(カフェ&ベーカリー:ケリケリ福島)に出張して、間接的に日本でこのワールドカップを観戦し、そして帰国後決勝戦......
ワールドカップ
このワールドカップによる外国からの訪問者数は13万人を越えました。
何度も話しに出ますし、世界的にこの国の人口の少なさ(羊以下)は有名ですが、430万程度の国民(内オークランドは140万人)の国に13万人が訪れた事はこの国の経済に大きな影響を与えた事でしょう。
ラグビーの試合は国をまたいで東西南北で開催され(被災しているクライストチャーチ以外)各地で盛り上がった事でしょう。

一部試合の日程などである国の日程がキツかった為、歴史も持ち出して協会を非難する事件もありました。遡る事400年くらい前でしょうか、大英帝国が沢山の植民地を持ち統治して貿易で稼いでいた時代がありました。現在ラグビーワールドカップに出場しているオセアニア、南太平洋の国々は以前は植民地としてイギリスやフランス等ヨーロッパの国々に統治されていた国々も多く、時を経てこのラグビーというスポーツも文化として浸透して行き、日本では考えられないほどのラグビー人口を抱えています。子供達に何のスポーツが好き?と聞けば2人に1人、もしかしたらそれ以上かもしれません、そう答えは「ラグビー」。
これらの地域でラグビーは正に「国民的スポーツ」と言えるもので、アメリカの「ベースボール」日本の「柔道?」(本当は野球やサッカーですが、国技としての例えです)中国の「卓球」ブラジルの「サッカー」と同様と言えるでしょう。

いかにこのワールドカップで優勝する事が「大切」な事か。

その日程の件に戻りますが、歴史上あるヨーロッパの国に有利な日程だと、南太平洋の国が非難し、「奴隷制の流れだ!」と痛切に協会を非難する場面もありました。
私たち日本人にはピンと来ない話かも知れませんが、先日のサッカーの北朝鮮戦の報道を見ると国と国の戦いですのでスポーツと言えどもやはり歴史が交錯する事ってありますよね。
スカイタワーワールドカップ
今回は自国開催でニュージーランド代表のオールブラックスが完璧な全勝優勝を果たし、大いに盛り上がっているNZですが、今後の景気はいかなるものか?
優勝に浮かれてその後のオールブラックスの選手の飲酒による不祥事が少々ありました。
政治の話をすればジョン・キー首相の国民党が先週末行われた総選挙で圧勝(日本と同様他の政党が今一の為決して良くはない経済状態ですが)しましたが、ワールドカップ後の舵取りはどうなるか?
Viaduct シティービュー
最後にNZ不動産についてですが、現在クリスマス前までの第一繁忙期です。
クリスマスはこの国の人々にとって最大のイベント!
その前に「売買」を済ませるのが、不動産売買のトレンドです。
こちらの住宅販売無料雑誌(PropertyPress)の厚さに驚愕!!!
例年のほぼ15%増し!これもワールドカップの影響と考えられます。
ワールドカップで13万人を超える人が外国からラグビーを観にこの国を訪れ、試合と試合の間に滞在する事によりこの国の素晴らしさに触れ、そしてまた戻ってくる人が多いのです。それと同時に隣国や遠い先祖の暮らすイギリス等へ移住する人もこの売買の流れから伺えます。
年間4万5千人の移民を受け入れるこの国の政策はこの住宅販売に大きく寄与しています。今回はこれくらいにして次回にまた続けます。

WE ARE THE CHAMPION! LONG LIVE ALL BLACKS!!

KIA ORA(キオラ)

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